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IT社員が100均アロマグッズを1ヶ月検証した驚きの結果

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目次

アロマ初心者が100均グッズに手を出した理由

正直に告白すると、僕がアロマテラピーに興味を持った当初、最初に向かったのは専門店ではなく近所の100円ショップでした。「まずは安く試してみたい」という、いかにも男性らしい発想だったと思います。

IT企業勤務時代の切実な悩み

当時の僕は、都内のIT企業でシステムエンジニアとして働いており、連日の残業と納期に追われる日々を送っていました。帰宅するのは毎晩22時を過ぎ、休日も呼び出されることが珍しくない状況。そんな中で、慢性的な肩こりと不眠症に悩まされていたのです。

友人から「ラベンダーオイルが良いよ」と勧められたものの、アロマテラピー専門店で見かけた価格は1本3,000円以上。「本当に効果があるかわからないのに、いきなりそんな金額は出せない」というのが本音でした。特に当時の僕のような20代後半の会社員にとって、趣味への初期投資は慎重にならざるを得ませんでした。

100均アロマグッズとの出会い

そんな時、たまたま立ち寄った100円ショップでアロマ関連のコーナーを発見したのです。アロマストーン、素焼きプレート、小さなスプレーボトルなど、思っていた以上に充実したラインナップに驚きました。

「これなら失敗しても痛くない」と思い、その場で以下の5つのアイテムを購入しました:

  • アロマストーン(白い陶器製) – 110円
  • 素焼きプレート(茶色い円形) – 110円
  • 携帯用アロマケース – 110円
  • 小型スプレーボトル(30ml) – 110円
  • アロマディフューザー風の小物 – 110円

合計550円という手頃な価格で、アロマライフのスターターセットが揃ったのです。

「安物買いの銭失い」への不安

購入した後で冷静になると、「やっぱり100均のものでは効果が期待できないのではないか」という不安が頭をよぎりました。ネットで調べてみると、「アロマ 100均」で検索しても、詳細な使用レビューがほとんど見つからないのが現実でした。

多くのサイトでは「専門店で購入するのがおすすめ」という情報ばかりで、実際に100円ショップのアロマグッズを長期間使用した体験談は皆無に等しい状況。これでは、僕のように「まずは手軽に始めたい」と考える初心者にとって、判断材料が不足していると感じました。

そこで僕は、購入した5つのアイテムを1ヶ月間毎日使い続けて、それぞれの使い勝手や効果を詳細に記録することにしたのです。結果から言うと、使えるものと明らかに使えないものがはっきりと分かれました。この経験が、後に僕のアロマテラピーの道を決定づける重要な第一歩となったのです。

実際に購入した5つのアロマグッズとその価格

実際に購入した5つのアロマグッズとその価格を、使用感と合わせて詳しくご紹介します。今回は平日の仕事帰りに、都内の大手100円ショップ2店舗を回って購入しました。正直、「アロマ 100均」で検索しても実際の使用感までは分からないので、自分で確かめてみることにしたんです。

購入したアロマグッズ一覧

商品名 価格 購入店舗 素材
アロマストーン(白色・円形) 110円 ダイソー 石膏
素焼きプレート(四角形) 110円 セリア 素焼き陶器
アロマペンダント(携帯用) 110円 ダイソー 金属製
リードディフューザー容器 110円 セリア ガラス製
アロマオイル用小分けボトル(3個セット) 110円 ダイソー プラスチック

購入時の第一印象と期待値

正直に言うと、購入時の期待値はそれほど高くありませんでした。特にアロマストーンは「110円でちゃんと香りが広がるのか?」という疑問がありましたし、素焼きプレートも「すぐに割れてしまうんじゃないか」と心配でした。

ただ、一つ感心したのはパッケージの質です。特にセリアの商品は、見た目だけなら300円ショップの商品と見間違えるほどしっかりしていました。ダイソーのアロマペンダントも、チェーンの長さが調整可能で、この価格帯にしては作りが丁寧だと感じました。

実際の使用開始前の準備

購入後、まず全ての商品を中性洗剤で軽く洗浄しました。これは工場での製造過程で付着した可能性のある汚れや化学物質を除去するためです。特に直接肌に触れる可能性のあるアロマペンダントは、念入りに洗って24時間自然乾燥させました。

また、今回の検証では公平性を保つため、すべての商品に同じエッセンシャルオイル(ラベンダー)を使用することにしました。ラベンダーは香りの強さが適度で、効果の違いが比較しやすいためです。

使用期間は2023年11月1日から11月30日までの1ヶ月間とし、平日は帰宅後の夜8時から11時まで、休日は午後の時間帯に各商品を順番に試すローテーション方式で検証しました。この方法により、疲労度や気分の違いによる影響を最小限に抑えることができました。

次のセクションでは、この1ヶ月間の検証結果を、使えたものと使えなかったものに分けて詳しくお伝えします。

アロマストーンの実力を1ヶ月検証した結果

100円ショップのアロマストーンについて、正直な感想をお伝えします。僕が購入したのは、ダイソーで見つけた直径約5cmの白い陶製アロマストーンです。見た目はシンプルで、専門店で売られているものと比べても遜色ありませんでした。

使用開始から1週間:期待以上の香りの広がり

最初にラベンダーオイルを3滴垂らして試したところ、想像以上に香りが広がることに驚きました。僕のデスク周り(約2畳程度)であれば、十分に香りを感じることができます。朝の9時にオイルを垂らすと、お昼頃まで香りが持続していました。

専門店で購入したアロマストーン(1,500円程度)と比較テストも行いましたが、香りの拡散力に大きな差は感じられませんでした。むしろ、100均のアロマストーンの方が多孔質で、オイルの吸収が早い印象でした。

2週間目:実用性の高さが明確に

継続使用していく中で、100均アロマストーンの実用性の高さが見えてきました。特に以下の点で優秀でした:

評価項目 100均アロマストーン 専門店品(参考)
香りの持続時間 3-4時間 4-5時間
オイル使用量 3-4滴 2-3滴
掃除のしやすさ ◎(気軽に水洗い可) ○(慎重に扱う必要)

特に掃除のしやすさは大きなメリットでした。100円という価格のため、汚れが気になったら気兼ねなく水でゴシゴシ洗えます。専門店で購入した高価なものだと、どうしても慎重になってしまいますが、100均なら躊躇なくメンテナンスできます。

1ヶ月使用後:コストパフォーマンスは最高レベル

1ヶ月間毎日使用した結果、アロマ 100均の組み合わせは初心者には最適だと確信しました。オイルの種類を変えて試したところ、ペパーミント、ユーカリ、オレンジなど、どの香りでも安定した拡散力を発揮してくれました。

ただし、いくつか注意点もあります:

オイルの使用量が若干多め:専門店品と比べて、同じ香りの強さを得るのに1滴程度多く必要
デザインの選択肢が限定的:白い陶製のみで、インテリア性を重視する方には物足りない可能性
耐久性は未知数:1ヶ月使用では問題ないものの、長期使用での変化は要観察

それでも、初期投資を抑えてアロマライフを始めたい方には、間違いなくおすすめできる選択肢です。僕自身、現在もメインのアロマストーンとして愛用しており、来客時用に追加で2個購入しました。

専門店で数千円の投資をする前に、まずは100円で試してみる。これが現実的で賢い選択だと、1ヶ月の検証を通じて実感しています。

素焼きプレートは期待外れだった理由

100均の素焼きプレートは、見た目こそ本格的なアロマグッズ店で売られているものと似ていましたが、実際に1ヶ月間使い続けた結果、期待を大きく下回る性能でした。購入時は「これで300円なら絶対お得」と思っていたのですが、使い始めて3日目には既に問題点が見えてきました。

香りの持続時間が短すぎる問題

最も大きな問題は、香りの持続時間の短さでした。本格的な素焼きプレートなら2〜3時間は香りが続くはずですが、100均の素焼きプレートは30分程度で香りがほぼ消えてしまいます。

実際に計測したデータがこちらです:

使用したオイル 香りを感じた時間 備考
ラベンダー(3滴) 約25分 最初の10分は良い香り
ペパーミント(2滴) 約35分 揮発性が高いため短時間
オレンジ(4滴) 約20分 柑橘系は特に短い

朝の身支度中にリフレッシュしようと思っても、準備が終わる頃には香りが消えているという状況でした。忙しい平日の朝には全く実用的ではありません。

素材の品質に問題あり

100均の素焼きプレートを詳しく観察すると、素材の密度が低いことが分かりました。本来、素焼きの陶器は適度な多孔質構造により、オイルをゆっくりと放出するものです。しかし、この製品は穴が大きすぎて、オイルが一気に蒸発してしまうのです。

手で触ってみると、表面がザラザラしており、明らかに粗い作りでした。また、重量も本格的なものの半分程度しかなく、厚みも薄いため、オイルを保持する能力が低いのです。

見た目の劣化が早い

使用開始から2週間経つと、プレートの表面に茶色いシミが目立つようになりました。これは恐らくオイルの酸化によるもので、見た目が非常に汚らしくなってしまいます。

デスク周りに置いていたのですが、同僚から「それ、カビてない?」と指摘されるほどでした。アロマ 100均グッズの中でも、特に見た目の劣化が激しい商品だったと思います。

コストパフォーマンスの現実

香りの持続時間を考慮すると、実はコストパフォーマンスも悪いことが判明しました。30分しか効果がないということは、8時間の勤務中に香りを楽しもうと思ったら、16回もオイルを追加する必要があります。

1回につき3滴使用するとして、1日で48滴。10mlのエッセンシャルオイル(約200滴)が4日で無くなってしまう計算です。これでは月のオイル代だけで数千円かかってしまい、プレート代の300円など微々たるものになってしまいます。

結果的に、購入から1ヶ月後にはこの素焼きプレートは使わなくなり、現在はペン立ての中で埃をかぶっている状態です。安物買いの銭失いという言葉を、身をもって体験した商品でした。

携帯用ケースで外出先アロマに挑戦

100均の携帯用ケースは、小さなプラスチック製のピルケースのようなもので、価格は110円でした。商品説明には「小物入れ」とあるだけで、アロマ用途での使用は想定されていないようでしたが、コットンにオイルを垂らして持ち歩けるのではないかと考えて購入しました。

通勤電車での実験結果

最初に試したのは、朝の満員電車での使用でした。コットンにペパーミントオイルを2滴垂らしてケースに入れ、蓋を少しずらして香りが漏れるようにしてポケットに忍ばせました。しかし、結果は完全に失敗でした。

まず、密閉性が低すぎて香りがすぐに飛んでしまいます。電車に乗る前はほのかに香っていたのに、10分後にはもう何も感じられません。さらに困ったことに、ケースの材質がプラスチックのため、オイルの成分で内側が変色してしまいました。

使用場面 効果 持続時間 問題点
通勤電車 ほぼなし 5-10分 密閉性が低い、材質の劣化
オフィス 弱い 15分程度 周囲への配慮が必要
車内 普通 20分程度 香りの調整が困難

オフィスでの使用は要注意

次にオフィスでの使用を試みました。デスクの引き出しに入れておき、疲れた時にそっと取り出して香りを嗅ぐという使い方です。ラベンダーオイルを使用しましたが、これも期待したほどの効果は得られませんでした。

最大の問題は香りのコントロールができないことです。蓋を開けると香りが強すぎて周囲の同僚に迷惑をかける可能性があり、少し開けただけでは香りが弱すぎて効果を感じられません。また、アロマ 100均のケースは構造上、香りの強弱を調整する機能がないため、実用性に欠けました。

車内使用で見えた可能性

唯一、それなりに使えたのが車内での使用でした。密閉された空間で、自分一人の環境であれば、携帯用ケースも一定の効果を発揮します。運転前にユーカリオイルをコットンに垂らしてダッシュボードに置き、エアコンの風で香りを拡散させる方法を試しました。

この使い方であれば、20分程度は香りが持続し、運転中のリフレッシュ効果も感じられました。ただし、香りが強くなりすぎると運転に集中できなくなるリスクもあるため、オイルの量は1滴程度に抑える必要がありました。

携帯用ケースの現実的な評価

1ヶ月間使用した結論として、100均の携帯用ケースは外出先アロマには不向きというのが正直な感想です。以下の理由からです:

密閉性が低く香りが持続しない
材質がオイルに適していない(変色・劣化)
香りの強弱調整ができない
周囲への配慮が困難

もし外出先でアロマを楽しみたいなら、専用のアロマペンダントや、もう少し投資してアロマインハラー(※鼻から直接吸入するタイプの器具)を購入することをおすすめします。100均アイテムとしては、固定された場所での短時間使用に限定するのが現実的でしょう。

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