手作りバスソルトとの出会い:忙しい毎日を変えた青い小瓶の話
あれは3年前の12月、残業続きで体がボロボロになっていた頃のことです。毎晩終電で帰宅し、シャワーを浴びてベッドに倒れ込む日々。そんな僕の生活を変えてくれたのが、手作りバスソルトとの偶然の出会いでした。
疲れ切った体に効いた、友人からの一言
「タクマ、最近顔色悪いよ。これ使ってみて」
同じIT業界で働く友人から手渡されたのは、青い小瓶に入ったラベンダー精油と、透明な容器に入った粗塩でした。「バスソルト 手作り 精油で検索してみて。5分で作れるから」という彼の言葉に、正直最初は半信半疑でした。

しかし、その夜作ってみた手作りバスソルトが、僕のお風呂時間を劇的に変えることになったのです。
初めて作った時の衝撃的な体験
作り方は驚くほど簡単でした:
– 天然塩 大さじ2
– ラベンダー精油 3滴
これをガラスの小皿で混ぜて、お湯に溶かしただけ。それまで5分程度のシャワーで済ませていた僕が、その日は30分間もお風呂に浸かっていました。
| 変化した項目 | 手作りバスソルト導入前 | 導入後 |
|---|---|---|
| 入浴時間 | 5分(シャワーのみ) | 20-30分 |
| 寝付きまでの時間 | 1-2時間 | 15-20分 |
| 翌朝の疲労感 | 重い・だるい | 軽やか |
市販品では得られない「自分好み」の発見
それまで市販の入浴剤を使っていた僕にとって、自分で香りの強さを調整できることは新鮮な驚きでした。仕事で神経が高ぶっている日は精油を2滴、特に疲れた日は4滴と、その日の体調に合わせて微調整できるのです。
また、精油の種類を変えることで全く違った効果を実感できました:
– 月曜日の憂鬱:ペパーミント2滴で気分をリフレッシュ
– プレゼン前の緊張:ラベンダー3滴で心を落ち着ける
– 金曜日の達成感:オレンジスイート4滴で開放感を演出
コスト面でも驚きの結果
手作りバスソルトを始めて3ヶ月後、家計簿を見て驚きました。市販の入浴剤代が月3,000円から500円程度まで下がっていたのです。
精油は初期投資こそかかりますが、1回あたりの使用量はわずか2-4滴。10mlの精油瓶1本で約50回分作れる計算になります。天然塩も1kg袋を買えば100回分以上使えるため、長期的に見ると圧倒的にコストパフォーマンスが良いことが分かりました。
この体験から、僕は本格的に手作りバスソルトの研究を始めることになります。安全な精油の選び方、効果的な塩の種類、そして絶対に避けるべき組み合わせなど、試行錯誤を重ねながら学んだノウハウを、これから詳しくお伝えしていきます。
なぜ市販のバスソルトでは満足できなかったのか

正直に言うと、僕がバスソルトの手作りを始めたのは、市販品への不満がきっかけでした。IT企業で働いていた頃、長時間のデスクワークと深夜残業で体がガチガチになり、せめてお風呂だけでもリラックスしたいと思って、ドラッグストアで売られているバスソルトを片っ端から試していました。
香りの持続時間が短すぎる問題
市販のバスソルトで最も不満だったのは、香りの持続時間でした。パッケージを開けた瞬間はいい香りがするのに、お湯に溶かすと5分もしないうちに香りが薄くなってしまう。特に疲れ切った夜は、20〜30分はゆっくり湯船に浸かりたいのに、途中で香りが消えてしまうと、なんだか物足りない気分になっていました。
実際に使用感を記録してみると、こんな結果でした:
| 商品タイプ | 初期の香りの強さ(5段階) | 5分後の香り | 15分後の香り | 価格帯 |
|---|---|---|---|---|
| 安価なバスソルト | 3 | 2 | 1 | 300-500円 |
| 高級バスソルト | 4 | 3 | 2 | 1500-3000円 |
| 手作りバスソルト(精油使用) | 5 | 4 | 3-4 | 材料費約200円 |
合成香料による頭痛と肌荒れ
さらに深刻だったのは、合成香料による体調不良でした。特に安価な商品を使った後は、決まって軽い頭痛が起こり、肌もピリピリとした刺激を感じることがありました。最初は疲労のせいだと思っていましたが、使用を止めると症状が改善されることに気づき、合成香料が原因だと確信しました。
調べてみると、多くの市販バスソルトにはフタル酸エステルや合成ムスクといった化学香料が使用されており、これらは敏感肌の人には刺激となる場合があることが分かりました。僕のように普段は肌トラブルがない人でも、疲労やストレスで肌のバリア機能が低下している時は、影響を受けやすくなるようです。
コストパフォーマンスの悪さ
高級なバスソルトなら香りも長持ちするかと思い、1回分500円程度の商品も試しましたが、確かに香りの質は良いものの、毎日使うには経済的負担が大きすぎました。月に換算すると15,000円近くになり、これでは継続できません。
一方で、バスソルト 手作り 精油の組み合わせなら、1回あたりの材料費は約200円。しかも香りの強さや種類を自分好みに調整できるため、満足度は市販の高級品を上回りました。
香りの選択肢の限界
市販品のもう一つの問題は、香りのバリエーションでした。ラベンダー、ローズ、柑橘系など定番の香りはあるものの、その日の気分や体調に合わせて微調整することができません。
例えば、残業続きで神経が高ぶっている夜はラベンダーにベルガモットを少し加えたい、筋肉痛がひどい時はユーカリとペパーミントを組み合わせたい、といった細かなニーズに応えてくれる商品は見つけられませんでした。
この経験から、自分で精油をブレンドしてバスソルトを作るという発想に至り、それが今の手作りバスソルトライフの始まりとなったのです。
手作りバスソルト作りに必要な材料と道具
手作りバスソルトを作り始めてから約3年が経ちますが、最初は「何を揃えればいいのか分からない」という状態でした。今振り返ると、必要以上に道具を買い込んでしまったり、逆に重要な材料を見落としていたりと、かなり無駄な出費もありました。そんな試行錯誤の経験から、本当に必要な材料と道具をご紹介します。
基本材料:塩と精油だけで始められる
必須材料は実はたった2つです。
天然塩(ベースソルト)
最も重要なのが塩選びです。僕は最初、近所のスーパーで売っている食塩を使っていましたが、これは大きな間違いでした。食塩は精製されすぎているため、バスソルトには向きません。

おすすめは以下の塩です:
– デッドシーソルト:ミネラル豊富で肌触りが良い(僕の一番のお気に入り)
– エプソムソルト:厳密には塩ではなく硫酸マグネシウムですが、疲労回復効果が高い
– 岩塩:コストパフォーマンスが良く、粒子が大きめで扱いやすい
1回のお風呂に使用する量は大さじ2〜3杯程度なので、1kgあれば約2ヶ月は持ちます。僕は2kg入りのデッドシーソルトをまとめ買いしていますが、半年近く使えるのでコスパも良好です。
精油(エッセンシャルオイル)
バスソルト手作りにおいて精油選びは香りの決め手となります。ただし、お風呂に直接入れてはいけない精油があるので要注意です。
| おすすめ精油 | 特徴 | 使用量(大さじ2の塩に対して) |
|---|---|---|
| ラベンダー | リラックス効果、肌に優しい | 3〜5滴 |
| ユーカリ | 疲労回復、呼吸器系に良い | 2〜3滴 |
| ローズマリー | 血行促進、集中力向上 | 2〜4滴 |
避けるべき精油:柑橘系(レモン、オレンジ、ベルガモットなど)は光毒性があり、お風呂での使用は推奨されません。
あると便利な道具類
混合用ボウル
最初はキッチンにあるボウルを使っていましたが、専用のものがあると作業効率が格段に上がります。僕は直径15cmほどのガラスボウルを使用しています。プラスチック製は精油の成分で劣化する可能性があるため、ガラスまたは陶器製がおすすめです。
計量スプーン
正確な分量で作るために必須です。大さじ、小さじの両方があると便利。僕は最初目分量で作っていましたが、毎回香りの強さが変わってしまい、お気に入りのブレンドを再現できませんでした。
密閉容器
作ったバスソルトを保存するための容器です。湿気を避けるため、しっかりと密閉できるものを選びましょう。僕は100円ショップで購入したガラス製の保存容器を使用していますが、2年以上問題なく使えています。
コスト面での現実的な話
初期投資として、デッドシーソルト1kg(約800円)、精油3種類(各1,500円程度)、道具類(約1,000円)で合計約6,000円程度です。
これで約50回分のバスソルトが作れるので、1回あたり約120円。市販の入浴剤が1回150〜300円程度なことを考えると、2〜3ヶ月で元は取れる計算になります。
僕の場合、週3回ペースで使用しているので、月々のランニングコストは約1,500円程度。毎日のストレス解消とリラックス効果を考えれば、十分にペイする投資だと感じています。
次のセクションでは、これらの材料を使った具体的な作り方をお伝えしていきます。
精油と塩の基本的な組み合わせ方
バスソルト作りで最も重要なのが、精油と塩の適切な組み合わせです。僕も最初は「なんとなく」で作っていましたが、何度も失敗を重ねて分かったことがあります。適当に混ぜるだけでは、期待した効果は得られません。
基本の黄金比率:塩50gに対して精油3-5滴
手作りバスソルトの基本となる比率は、塩50gに対して精油3-5滴です。この比率にたどり着くまで、僕は何度も試行錯誤しました。

最初は「香りを強くしたい」という思いから、精油を10滴以上入れていました。結果は散々で、肌がピリピリしたり、香りがきつすぎて頭痛がしたりと、リラックスどころではありませんでした。
逆に精油を1-2滴しか入れなかった時は、お湯に溶かしても香りをほとんど感じられず、「ただの塩風呂」になってしまいました。
現在僕が愛用している分量は以下の通りです:
| 塩の量 | 精油の滴数 | 使用回数 |
|---|---|---|
| 50g | 3-4滴 | 2-3回分 |
| 100g | 6-8滴 | 4-5回分 |
| 200g | 12-15滴 | 8-10回分 |
塩の選び方で香りの持続性が変わる
塩選びも重要なポイントです。僕は様々な塩を試してきましたが、粒の大きさと精油の馴染み方には明確な関係があることが分かりました。
細かい塩(食塩程度)を使った場合、精油がすぐに馴染みますが、お湯に入れると香りが一気に広がってしまい、持続性に欠けます。仕事終わりの疲れた体には、もう少し長く香りを楽しみたいところです。
粗めの塩(岩塩など)を使うと、精油がゆっくりと溶け出すため、入浴中ずっと香りを楽しめます。僕は現在、中粒程度の天然海塩を愛用しています。
精油の組み合わせテクニック
単一の精油でも十分ですが、2-3種類をブレンドすることで、より深みのある香りを作ることができます。僕がよく使う組み合わせをご紹介します:
疲労回復ブレンド
– ラベンダー:2滴
– ユーカリ:1滴
– ペパーミント:1滴
このブレンドは、残業続きで体が重い時に重宝しています。ラベンダーでリラックスしながら、ユーカリとペパーミントで頭もスッキリします。
ストレス解消ブレンド
– ベルガモット:2滴
– ラベンダー:2滴
柑橘系のベルガモットは、気分を明るくしてくれます。特に月曜日の夜や、プレッシャーの多い仕事の後におすすめです。
混ぜ方のコツ:均一に馴染ませる方法
精油と塩を混ぜる際は、必ずガラス容器を使用してください。プラスチック容器だと、精油の成分で容器が劣化する可能性があります。
混ぜ方の手順は以下の通りです:

1. 容器に塩を入れる
2. 精油を塩の中央に垂らす
3. スプーンで2-3分しっかりと混ぜる
4. 10分程度置いて馴染ませる
最初は「そんなに混ぜなくても」と思っていましたが、しっかり混ぜないと精油が偏ってしまい、使用時に香りにムラが出ることが分かりました。
手作りバスソルトの精油と塩の組み合わせは、一度コツを掴めば簡単です。忙しい平日でも、5分あれば十分作れるようになります。次回は、入浴時の効果的な使い方についてお話しします。
実際に作ってみた:初回の失敗談と改善点
正直に告白すると、初回のバスソルト作りは見事に失敗でした。仕事帰りの疲れた頭で「とりあえず作ってみよう」と軽い気持ちで始めたのが間違いの始まり。その失敗体験から学んだ改善点を、同じミスを犯さないよう詳しくお伝えします。
失敗その1:精油を入れすぎて肌がピリピリ
最初の失敗は、精油の量を完全に間違えたことです。「香りが薄いかも」と不安になり、ラベンダー精油を10滴も入れてしまいました。結果、お風呂に入った瞬間から肌がピリピリと刺激を感じ、慌てて湯船から出る羽目に。
改善点:適正量の把握
– 基本は岩塩50gに対して精油3-5滴が適量
– 肌の敏感な部位(首や脇の下)で事前にパッチテストを実施
– 初回は少なめから始めて、次回以降で調整する
実際に皮膚科の友人に相談したところ、「精油の原液は非常に濃縮されているため、適正量を守らないと皮膚トラブルの原因になる」とのアドバイスをもらいました。
失敗その2:塩の選択ミスで溶けが悪い
コスト重視で選んだ粗塩が大きな間違いでした。粒が大きすぎて湯船でなかなか溶けず、底にジャリジャリと残ってしまう状態に。せっかくの手作りバスソルト精油の香りも、溶け残りが気になって全く集中できませんでした。
改善点:塩の粒度選び
| 塩の種類 | 溶けやすさ | 使い心地 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| 粗塩(大粒) | × | ザラザラ感が残る | ★☆☆ |
| 岩塩(中粒) | ○ | 適度な溶け感 | ★★★ |
| 天然塩(細粒) | ◎ | すぐに溶ける | ★★☆ |
現在は中粒の岩塩をメインに使用していますが、忙しい平日は細粒、週末のゆっくり入浴時は中粒と使い分けています。
失敗その3:保存方法を甘く見て湿気でダメに
作った翌日、洗面所に置いておいたバスソルトが湿気を吸って固まってしまいました。せっかく作った1週間分が台無しに。特に梅雨時期だったこともあり、たった一晩で使い物にならなくなってしまったのです。
改善点:適切な保存環境の確保
– 密閉性の高いガラス瓶を使用(100円ショップの瓶で十分)
– 乾燥剤(食品用シリカゲル)を一緒に入れる
– 洗面所ではなく、湿度の低い場所で保管
– 作る量は1週間分程度に留める
この失敗以降、小さめのガラス瓶を3つ用意して、3日分ずつ小分けして保存するようになりました。使い切りサイズにすることで、常にフレッシュな手作りバスソルト精油の組み合わせを楽しめています。
これらの失敗体験を踏まえ、現在では安定して質の良いバスソルトを作れるようになりました。失敗から学んだポイントを押さえることで、皆さんには最初から成功体験を積んでいただけるはずです。
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